戦争を振り返る時期になった。大人の運命は大人が決めることが出来るが、子供の運命は大人に委ねられる。

 

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爆撃を受けてお母さんのお乳を飲む赤ちゃんには戦争の責任はない。

 

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(広島で被爆。母に看取られ『先生が塀の下敷きになっているから助けなければ…』とうわごとを繰り返しながら他界。12才)

 

この中学生には未来があった。真面目だった彼の輝かしい未来を奪ったのは大人だった。

 

戦争はむごい。でも、明治維新、ヨーロッパの諸国は日本を植民地にしようとして狙っていたから、日本が軍備を増強して独立を果たしたのは仕方がないし、植民地にならなかったのだから素晴らしいことだった。

 

それには軍艦も必要だったし、将軍も軍隊も、そして訓練も必要だった。でもそれは日清戦争で独立を確保し、日露戦争の時の日本海海戦の大勝利で確定した。

 

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それではなぜ、その後、朝鮮を併合し、満州国を建設し、南京に攻め込み、そして最後にはハワイやマレー沖まで進出したのだろうか?

 

歴史には「もし」はないが、「もし、日本の政府と軍部が日露戦争で我慢していたら・・・」あの赤ちゃんもあの中学生も幸福な人生を過ごしただろう。

 

大人の責任である。子供はその運命を大人に委ねている。

 

でも、戦争に勝利したら軍は強くなる。それと同じように産業で成功したら産業が強くなる。軍が強くなれば日本が滅亡するまで戦争をするし、産業が主人になったらなんとかして増産をつづける。

 

それを止めることはできない。成功は力を与え、力は正義をねじ伏せる。

 

すでに日本には物質があふれていて国民は十分に文化的生活ができる。夏が熱いのはコンクリートで固めたからで、樹木や河川を活かした環境ではエアコンはいらない。でも、コンクリートで国土を覆うのも、そうして暑くなった気温をクーラーで冷やすのも、産業が儲かる。

 

かつて軍はウソをついた。アメリカ人やイギリス人は鬼か畜生だ、日本だけが被害を受けている、、その恨みを晴らさなければならないと国民をあおった。すでに満州国の建設から国際的には孤立していたのに、それは言わなかった。

 

そして今、京都議定書で二酸化炭素の削減の義務を負っている主要国は日本だけだ。でも政府はそれをひた隠しにして国民を間違った情報でコントロール使用としている。でも、その責任は大人にある。

 

日本の食糧自給率は見かけで40%、石油が無くなったら25%に低下する。そんな国は世界で日本だけであり、それで「繁栄している」と言う。

 

子供たちは食糧が不足して飢えで苦しむだろう。暖をとれずに寒さに震えるだろう。その時、なんでこんな環境を残してくれたのだと父母を恨むと思うと耐えられない。

 

戦争は感情だけでは止めることができない。戦争に利権を持つ人の陰謀を打ち砕かなければならない。そうしないと、またあの赤ちゃん、あの中学生を生む。

 

我々、大人がしっかりしよう!

 

私たちはこれ以上、「便利」や「もの」がいるのだろうか?それよりゆったりと心豊かな生活を送り、多くを子孫に残そうではないか。

 

おわり